米国防総省は、中国や敵対国からの脅威に対抗するため、人工知能(AI)を搭載した技術やドローン(無人機)、自律システムの巨大ネットワークを今後2年以内に構築することを検討している。キャスリーン・ヒックス国防副長官が構想の詳細に関するスピーチを6日に予定している。国防総省が資金を拠出し、「小型で高性能、かつ安価」な空・陸・海のAIシステムを数千規模で展開する計画について説明する。米国は急速に軍拡を進める中国を念頭に置く。国防総省はシステム開発・配備の手続きに時間がかかりすぎるとの懸念がある。ヒックス氏は5日のインタビューで「われわれは戦争をしているわけではない。戦争をしたいわけではない。だが中国が待ってくれない以上、それくらい切迫感を持って国防総省が動けるようにしておく必要がある」と語っていた。
米、大規模AI部隊を構想 中国念頭
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