【ワシントン】米国防総省は、中国や敵対国からの脅威に対抗するため、人工知能(AI)を搭載した技術やドローン(無人機)、自律システムの巨大ネットワークを今後2年以内に構築することを検討している。  キャスリーン・ヒックス国防副長官が構想の詳細に関するスピーチを6日に予定している。国防総省が資金を拠出し、「小型で高性能、かつ安価」な空・陸・海のAIシステムを数千規模で展開する計画について説明する。  米国は急速に軍拡を進める中国を念頭に置く。国防総省はシステム開発・配備の手続きに時間がかかりすぎるとの懸念がある。