忙しい人が間食するなら
チョコよりポテトチップス!?

 よく噛むことは栄養の消化吸収や、将来の健康状態にも影響を及ぼします。和洋女子大学の柳沢幸江教授とロッテ、キユーピーによる共同研究、『令和版「咀嚼回数ランク表」』を見てみましょう。食品ごとに噛む回数をランク付けしています。

令和版「咀嚼回数ランク表」『令和版「咀嚼回数ランク表」』 出典https://www.lotte.co.jp/kamukoto/body/1641 拡大画像表示

 よく噛むと唾液の分泌量が多くなるので、虫歯予防になります。また、唾液には免疫力を高める効果もあるので、感染症対策にもなります。ランク表によると、最も噛む回数が多いのはランク10のチューインガムで、5分間で噛む回数は430回になります。間食の後に虫歯の原因になる酸を出さないキシリトール入りのガムを噛むと一石二鳥です。

 反対にスパゲティやハンバーグ、とんかつ、焼きギョーザ、マグロ刺し身、ポテトサラダなどポピュラーな料理はランク3以下で、あまり噛まない食品です。また、チョコレートがランク5なのに対し、ポテトチップスはランク8なので、咀嚼の観点で考えれば間食にはポテトチップスのほうがいいでしょう。