機能性とファッション性、さらにリーズナブルな価格帯から昨今注目を集めているのがワークマンだ。筆者は作業服のイメージから足を向けてこなかったが、いったん着用してみて瞬く間にファンとなった一人である。(フリーライター 武藤弘樹)

5年で売上が約2倍に
さらに広がる「ワークマンの輪」

ワークマンがおしゃれ好きなおじさんにとって「最もイカしたショップ」である理由瞬く間にワークマンのファンとなった筆者

 作業服関連ショップの国内最大手・ワークマンの躍進がすさまじい。「チェーン店売上構成の推移」のグラフを見ると、2019年3月期に約930億円だったところ、2024年3月期は約1810億円(予定)となっている。

 既存のラインナップを強化したり、新たな路線のものを取り入れたりをさかんにしている成果が数字に表れている。これまでにあった「作業服=無骨」といったイメージを覆し、女性も好んで買い求めたい「ワークマン女子」というブランディングにも成功している様子で、新しい店舗が各地にニョキニョキと建っている。

【参考】ワークマン公式サイト 財務データ
https://www.workman.co.jp/ir%E6%83%85%E5%A0%B1/%E8%B2%A1%E5%8B%99%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF

 筆者は、おそらく多くの人と同じように「そうは言っても作業服でしょう」と考え、店まで足が向かなかった。だが妻が「行きたい」というのでついていったところ、大いにハマった。43歳のおじさんである筆者が、他のおじさんたちにぜひワークマンを勧めたい理由を綴っていきたい。