「コーチングはクローズドに行われることもあり、職人芸のようになっている部分があります。数をこなして研鑽を積んで上手くなっていく仕組みだと、コーチを育てる再現性がなく、市場を広げていきにくい。コーチの育成目的でセッションの音声解析・映像解析を通して、何がクライアントの満足につながっているのかをデータ化していき、リアルタイムでフィードバックできるようにしたいです。そうすれば、数年かかっていた育成期間が半年ほどに縮めることができるのではないか、と思います」(木村氏)

また、ユーザーに対してはコーチのサポート役となる“AIコーチ”のようなソリューションを開発し、「こういう場面のときにネガティブなことを言う」「こういうキーワードに触れると楽しそうになる」といった客観的な情報をフィードバックできるようにするという。