──ABEMAにとって最大の挑戦といえる今回のW杯中継ですが、この挑戦を通し実現したいことはなんでしょうか?

ABEMAは「新しい未来のテレビを作る」というコンセプトを持っています。また、運営元のサイバーエージェントは「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」というパーパスを掲げています。

「新しい未来のテレビ」にはさまざまな解釈がありますが、私自身は今、本当に見たいものが、時間や場所から解放されることを「新しい未来のテレビ」だと思っています。

スマホで見る人もいれば、テレビやPCで見る人もいる。リアルタイムでの視聴だけでなく、追っかけ再生でも楽しめる。たとえばテレビで放送される日本代表戦を見ている時に、ちょっと外に出かけなければいけなくなった場合、ABEMAを使ってスマホで見てもらったり、翌日に見逃し配信で見ていただいたり、いろんなケースで楽しんでもらいたい。年齢の若い視聴者の方はすでにそういう使い方をしていますが、幅広い年代でそうしたABEMAの使い方が当たり前になっていけばと思っています。