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ピックアップした中で最も多くのSO長者を輩出した企業が、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」や採用管理システム「HRMOS採用」などを展開するビジョナルだった。同社は2021年4月22日に上場した。
5000円の公開価格をベースに計算すると、実に34人以上(編集部注:目論見書では詳細の人数が省略されている)が、それぞれ5000万円以上の資産を形成したことになる。
ビジョナルに次いで多かったのが、AI技術を活用して企業のオープンイノベーションを支援するエクサウィザーズだ。同社の上場日は2021年12月23日。1150円の公開価格をベースに計算すると、エクサウィザーズからは33人のSO長者が生まれた。
その後は防犯カメラ・クラウド動画サービスを展開するセーフィーが28人、CXプラットフォーム「KARTE」などを展開するプレイドが27人、そしてVTuber事務所「にじさんじ」を運営するANYCOLORが18人と続く。
ANYCOLORの時価総額は11月8日時点で3338億円となっており、この数字はフジテレビやTBS、日テレの時価総額を大きく上回っているとして注目を集めた。2022年に上場したベンチャー・スタートアップの中ではマーケットに大きなインパクトを残した企業となった。
また、2020年に上場した銘柄である、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するKaizen Platformは12人、1時間からプロに相談できるスポットコンサルティングサービスを展開するビザスクは11人。2021年に上場したクラウド型の次世代金融インフラサービスを提供するFinatextホールディングスが15人、ファンコミュニティプラットフォームなどを展開するTHECOOが12人となっており、十数人のSO長者を輩出している。
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その一方で、2022年に上場した家事代行サービスのCasyは3人、複数のSaaSを展開するヌーラボが2人、英語コーチングサービスのプログリットが5人、ファッションレンタルサービスのエアクローゼットが4人と一桁前半になっている。
また、公開価格ベースでの時価総額はCasyが25.5億円、ヌーラボが64.5億円、プログリットが28億円、エアクローゼットが64.8億円となっており、ビジョナルの公開価格ベースでの時価総額が1779億円であったことを踏まえると、この2年で上場の規模も小さくなってきていることがわかる。