Stroly「Stroly」
京都発のスタートアップ。GPSと連動したデザインマップを提供できるプラットフォームを展開する。すでに世界40カ国に対応。GPSデータはリアルタイムで取得可能。誤差は20m程度で、データを元にヒートマップ表示や時間帯別表示などで人流を確認できるダッシュボードを提供する。
Poetics「JamRoll」
電話・商談をAI解析し、録画データや音声、その議事録やその要約などを自動生成。それをSFA(Sales Force Automation)へ自動入力して商談の効率化を実現する。ToDoやタスクも自動で起こし、AI解析で課題や感情解析なども展開する。強みは自社開発のAIによる音声認識の精度。大規模言語モデルの開発はAI研究者だけでなく、哲学者も関わり開発しているという。
aba「ヘルプパッド2」
3つの「においセンサー」と通信モジュールを内蔵した介護用パッドを展開するスタートアップ。7年間・300人・5000以上に渡って集めたセンサーデータが最大の強みで、これにより高い精度での尿・便を検知する。管理用のダッシュボードも提供しており、導入施設内すべてのパッドの状態を確認できるため、おむつ交換の効率化を図ることができる。尿と便の両方を検知できるのは現在同社のみだという。
Lypid「Lypid」
台湾発の植物性代替肉スタートアップ。本来常温で液状である植物性油脂だが、動物性脂肪のように常温で固形を保つことができる独自技術「PhytoFat」を生かしたジューシーさが特長だという。またこの代替肉はトランス脂肪酸ゼロで、水素添加なしの植物肉を提供する。すでに台湾と米国で500店舗以上に展開している。
レコテック「pool」
メーカーがサーキュラーエコノミーを実現するには、リサイクル材料の品質、コスト、調達量、トレーサビリティが求められる。だが分別するほど回収コストがかかる。その解決に向けたデータ管理サービス。資源を廃棄する企業が資源を登録。回収したい企業向けにその資源データを可視化。その資源を回収、リサイクルした際にもデータを管理することで、資源再利用時にトレーサリビティを実現する。現在大手百貨店やデベロッパーなどに展開。8月には自動車メーカーの導入も予定する。今後はカーボンオフセットのクレジットも提供する予定。
SPeak「JPort」
日本の大学で学び、日本で働くことを目指す高度若手外国人材のキャリアプラットフォーム。英語および日本語で、100本以上の就活向けコンテンツ(記事および動画)を提供。さらに30カ国70人の「SENPAI(外国人材の先輩)」に相談をしたり、オンラインで相談などができるコミュニティを用意。ユーザーは卒業後に99.7%がこのSENPAIに登録するという。また企業側は日本語で学生に「つながり」を申請し、コミュニケーションを取ることができる。1人あたり採用コスト76%減という事例もあるという。今後は外国人キャリア支援だけでなく、外国人の住まいや金融に関するサポートビジネスも計画する。