石井氏、江原氏ともにまだ20代半ば。それぞれ起業家、投資家としての経験としては1〜2年ほどだが、「同世代がペアを組むこともそうですし、マイノリティである女性起業家が女性投資家と組むことは非常に意味のあることだと思います」(石井氏)と語る。

 

女性起業家と女性投資家──この2人の組み合わせが今後増えていけば、スタートアップ業界のダイバーシティ(多様性)が進んでいくはずだ。今後、Nagiは江原氏の知見も活かしながら、まずは安定した供給体制を構築し、さらなる事業のグロースを目指す。

「いくつか競合が出てきて、市場が盛り上がってくるまでの段階で、どれだけNagiが一番最初に思い浮かぶブランドになれているか、が勝負になってくると思っています。生活必需品として、使用したいときに使用できるよう、安定した供給を目指すとともに、関連商材の企画を開発することで“生理の日にはNagi”という認知を獲得していきたいです」(石井氏)

編集部より:初出時から、本文中の一部説明をより適切な表現に修正いたしました。(2021年9月7日12時42分)