人類へ多大な影響を与えたブッダの哲学。東大卒のニート・しんめいP氏も彼の哲学に衝撃を受けたひとりだ。しんめいP氏は東大を卒業後、大手企業、地方の教育事業、芸人など、さまざまな職業を経験したのちに引きこもりになった。そんなしんめいP氏が、引きこもっていたときに触れたブッダの生涯について、解説していく。※本稿は、しんめいP(著)、鎌田東二(監修)『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』(サンクチュアリ出版)の一部を抜粋・編集したものです。
東大卒ニート、ブッダに
人生イチの衝撃を受ける
東洋哲学、この人をぬきに語れない。最強の哲学者から紹介する。
「ブッダ」。
別名、お釈迦さん。みんな名前はきいたことあるよね。でも、くわしく知ってる人はすくないと思うので、紹介しよう。
まず、ブッダについて、一番大事なことをつたえたい。
ブッダは「人間」である。インド人である。
絵でも仏像でも、あまりに「神」っぽいので、勘違いされがち。人間です。インド人です。父ちゃんと母ちゃんからうまれたし、たぶんカレーたべてた。
そんなブッダはいまから2500年くらいむかしの人。でも、現代人のぼくと、同じ悩みももっていた。
「虚無感」である。
ブッダもまた、虚無感になやんでいた人間だったのだ。でも、ブッダはすごい。なんと、虚無感を完全に解決したのだ。
えっ?そんなことある?「虚無感」って完全解決できるやつだったん?
ぼくは、ブッダの哲学をしって、人生イチ衝撃をうけた。
「人生で一番影響うけた人は?」ってきかれたら、「ブッダ」と答える。それでドン引きされそうな時は「明石家さんま」って答えてる。
これから、そんなブッダの、破天荒すぎる人生ストーリーと、虚無感をぶっとばしてしまう衝撃の哲学を紹介していく。