定年後こそ、本当の意味で「自己実現」できる
仕事生活では、仕事に必要な能力開発に励まなければならないため、どうしても一面的な生き方になってしまう。そこで、これからは一面的な生き方からの軌道修正をするのもよいのではないか。
自己実現というのは、これまで開発されていない自分の能力も刺激して、全面的に生きることを指す。職業生活で論理能力がとくに磨かれたという人の場合、感覚面や感情面が十分に磨かれていないことがある。その場合は、あえて苦手な絵画や音楽に挑戦することで感覚面を刺激したり、朗読や演劇に挑戦することで感情面を刺激したりするのも、自己実現に近づくことになるかもしれない。
まずは気になることを試してみればいい。合わないと思えば、別のことに切り替えればいい。何も縛りはないのだから、自分の中に眠っているものを引き出すべく、いろいろチャレンジしてみるのも楽しいはずだ。