15~30ポイント 先延ばしの問題を抱えていない。たまに何かを先延ばしにするかもしれないが、その程度なら誰もがときおりすることで、たいてい意欲を燃やし、主体的に課題に取り組んでいる。

 31~45ポイント ある程度の先延ばし屋だ。先延ばし癖のせいでうまくいっていない分野があるに違いない。だが、作業量に圧倒されずに、たいてい行動を起こしている。

 46~60ポイント 先延ばし癖がふだんの生活の一部になっている。困難な課題や退屈な課題に直面したときは特にそうだが、すぐに注意が散漫になってしまう。困難な課題や退屈な課題を避けるために、いつもそれを先延ばしにしている。締め切りの直前になって課題に取りかかるので間に合わないことがある。

 61~75ポイント 先延ばしの常習者だ。会議や予約にはいつも遅刻し、しかも準備ができていない。いつもギリギリになって課題に取りかかる。締め切りに間に合わせるために必死になって取りかかるが、たいてい間に合わない。先延ばしにした課題に圧倒されているため、ストレスのレベルが半端ではない。

 あなたは今、自分が課題を先延ばしにする理由に気づいた。先延ばし癖が人生に悪影響をおよぼしていることも知った。

 そこで、先延ばし癖の改善に役立つ効果抜群の方法を紹介しよう。

困難な課題が複数あったら
嫌いなものから片付ける

 大嫌いな課題を含むToDoリストを抱えながら、一日のスタートを切る様子を想像しよう。それは、取りかかる以外に選択肢がない場合を除いて、できることなら先延ばしにしたい面倒な課題だ。

 私の場合、洗濯が大嫌いだった。クローゼットがほとんど空っぽになり、バスケットが

 いっぱいになるまで、いつも洗濯を先延ばしにしていた。外出時に着る清潔な衣服を確保する唯一の方法が、大量の洗濯をすることだった。