半導体 “狂騒”の真実#予告Photo:Eugene Mymrin/gettyimages

半導体の活況は止まらない。生成AI(人工知能)の波で米エヌビディアの収益成長は続き、主要国政府による半導体支援も一段と激化している。すでに日本では、台湾TSMCに1兆2000億円、国策半導体会社ラピダスに9200億円の巨額支援を決め、米国政府による米インテル、TSMC、韓国サムスン電子への支援も動き始めた。2021~23年度の過去3年間の日本の半導体支援予算額は約4兆円にのぼるが、24年度以降も巨額支援は続く。政府と民間が競い合うかのごとく狂乱投資を繰り広げる「半導体の狂騒」の最前線に迫る。

#1 5月27日(月)配信
【独自】ソニー半導体・熊本第2工場建設開始!それでも9000億円投資が「3割減」になった裏事情

半導体 “狂騒”の真実#1Photo:JIJI、Reiji Murai

 ソニーグループが熊本県に2つ目の半導体工場の建設を開始したことがダイヤモンド編集部の取材で明らかになった。だが、ソニーは2024~26年度の半導体イメージセンサーの設備投資額を約6500億円に設定して過去3年より約2800億円の減額を計画。そこには複雑な裏事情がある。

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#2 5月28日(火)配信
台湾TSMC「第3工場」誘致交渉は2025年にも本格化の公算、政府は「後工程」の誘致も検討

半導体 “狂騒”の真実#2Photo by R.M.

 台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県の第1工場の建設、第2工場への投資を決めたことで、国内で早くも「第3工場」の誘致論が過熱している。国内半導体産業とTSMCの蜜月が浮き彫りになりつつある。

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#3 5月30日(木)配信
ラピダスへの「血税投入批判」に反論!自民党半導体議連・甘利明会長が語る、支援継続への決意
甘利明・自民党前幹事長(経済安全保障推進本部長、半導体戦略推進議員連盟会長)インタビュー

半導体 “狂騒”の真実#3Photo by Masato Kato

 政府の半導体政策を後押ししてきた自民党・半導体戦略推進議員連盟は5月13日、政府に支援継続を求める提言を採択。キーマンの甘利明・自民党同議連会長を直撃し、今後の政府の半導体戦略の見通しを聞いた。

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#4 6月1日(土)配信
経産省が4兆円の半導体予算「大幅上積み」狙う、巨額支援に業を煮やす財務省との熾烈な攻防戦の行方

半導体 “狂騒”の真実#4Photo:JIJI、123RF

 政府の半導体支援予算は2021~2023年度の3年間で総額4兆円に上る。24年度も経済産業省は巨額の半導体予算を確保する意向だが、財務省との予算獲得交渉は熾烈を極めることになりそうだ。その最前線を追った。

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