【ワークアウト 01】:ハードプレス

ダンベルを持ち上げる男性Photo:AzmanJaka//Getty Images

 全身運動と負荷のかかるキャリーを組み合わせた最初のトレーニングは、代謝を高め、心拍数を急上昇させます。

◇ワークアウトの回し方:

 EMOM形式(Every Minute On The Minuteの略で、1分ごとに行う形式)で、1分ごとに新しい動きを始めましょう。4種目を4分間全力で取り組んだら60秒休憩をはさみ、サーキットを合計8回、40分ほどかけて繰り返し行ってください。

 では次に、サーキット内容を紹介します。 

【ワークアウト 01-1】ダンベルクリーン&プレス(5レップ)

ダンベルクリーンアンドプレス

 しゃがんだら、ダンベルを足のすぐ外側で握ってください(写真左)。軽くジャンプしながら勢いよく立ち上がり、その勢いでウエイトを肩の高さまで持ち上げましょう。

 そこからダンベルを頭上へと押し上げます(写真右)。上げきったら逆の動きとして、ダンベルを肩まで下げ、その後は地面に下ろしてください。

【ワークアウト 01-2】ダンベルフロアプレス(10レップ)

ダンベルフロアプレス

 ダンベルによるベンチプレスの中でも、ハードでパワーが必要なバージョンです。仰向けに寝てダンベルを2つ持ち、膝を曲げます。

 肘を固定し、ダンベルを上に向かって押し上げましょう(写真下)。それから上腕が床につくまで、ゆっくりと下ろしてください(写真上)。

【ワークアウト 01-3】ファーマーズキャリー(30m)

ファーマーズキャリー

 大きな成果を得るための、ちょっとしたハック(工夫)です。ジムナスティック リングのストラップをプレートに通し、リングを装着して強く引っ張ります。これをもう1セットつくって行います。

 リングをつかみ、背筋を伸ばして体幹に力を入れましょう。そして強い意思とともに前方へ30mほどストライドしてください(写真)。そしてゴールに到着したらウエイトを下ろし、振り返ってグリップを握り直し、スタートポジションへとに戻ります。

【ワークアウト 01-4】シングルアームスナッチ(60秒間、最大限の力で)

シングルアームスナッチ

「更に上る一層の楼」(漢詩「五言絶句」より)です。ここから正念場になります。腰を落とし、ダンベルを足の間で握ります(写真左)。そこから勢いよく立ち上がり、ダンベルを頭上まで一気に引き上げましょう(写真右)。

 両腕をロックし、空中で手を入れ替えながら地面に下ろしてください。60秒間にできるだけ多くの回数を繰り返し、1分間休みます。