「仕事が全然終わらない」→人気作家の「ズルいスケジュール術」を試してみて!Photo:Jun Arakawa

小説家カツセマサヒコさんの新刊『ブルーマリッジ』(新潮社)が6月27日に発売された。結婚と離婚を起点に、ハラスメントや働き方、人間関係、コミュニケーション、ジェンダーまでを描く同書は、若手ビジネスパーソン必読の一冊でもある。ダイヤモンド・ライフ編集部では、カツセさんに若手ビジネスパーソンの「あるある」な悩みごとをズバッと回答してもらった。後編のテーマは【仕事が全然終わらない】【会社の選び方】だ。(聞き手/ダイヤモンド・ライフ編集部 加藤桃子)

>>前編 『「転職先を決めずに会社を辞めてもいい?」→人気作家の答えが納得すぎて、ぐうの音もでなかった』を読む

「すみません」
「うん?今度はどうした?」がお決まりだった

――若手社員の頃、上司とどんな話をしていましたか。

 会社員時代の直属の上司はとても優しい人だったんですけど、自分があまりに仕事ができないんで「すみません」って行くと「うん?今度はどうした?」って言われていました。

「今度は」って、きつくないですか?(笑)

 もう何かある前提でいつも言われるんで、こっちも開き直って「実は今度はこういうことがあって」とそのまま話すと「じゃあ1週間前からやっておかなきゃいけなかったやつなんだ?」みたいな。「そうですね」「放置しちゃった?」「放置しました」みたいな。

 ちょっとどうしようかね、みたいな話を、毎週のようにしていた気がします。