平均年収は40歳で807万円!
ニトリを「小売業」と考えてはいけない

 ニトリホールディングスの直近の従業員平均年収は「40.0歳で807万円」で、これは大手百貨店の年収レベルと比肩しうる水準に達しています。

 主要小売りで比較すると、ドン・キホーテの622万円、ローソンの682万円、ビックカメラの482万円と小売業界全般の給与水準は正社員でもここまでは高くはない水準の企業が中心です。

 一般に従来型小売企業の世界では百貨店を頂点に、下に行けばいくほど給料は下がる傾向があります。

 一方で業界には何社か、その尺度を飛び越えていく企業があります。それらの企業群のキーワードは「小売業の進化」です。

 筆頭格がユニクロを運営するファーストリテイリングで平均年収は1147万円です。他にはPBブランドのセブンプレミアムで躍進しているセブン&アイ・ホールディングスが818万円。イオンモールなど収益の柱が小売りから不動産事業と金融事業へ発展しているイオンが862万円と、こういった顔触れが挙げられます。

 そのひとつがニトリなのですが、ニトリに就職するということにはファストリ、セブン&アイ、イオンなどの超越型小売りライバルにはない3つの魅力が存在します。それを記事にまとめたいと思います。