明治大学に通う学生に聞いた「本音で一言!」

 ここで、明治大生に聞いた「本音で一言!」を紹介する。

「きちんとキャリアにつながる教育をしているのが明治のいいところだ思う」(商学部生)

「早稲田落ちが多いのはもちろん、国公立と併願していた人も結構いて、とても優秀」(法学部生)

「法政は明治に対抗意識を持つが、明治は早稲田を意識している。でも早稲田は慶應を見ていて、明治には目もくれないところが切ない」(政治経済学部生)

「実家暮らしと1人暮らしなどの格差は感じる。遊びに行くときは相手の経済状況を考えるので気を使う」(文学部生)

「早稲田には頭で勝てないので、元気や人づきあいのうまさ、清潔感などで勝負を挑んでいるのかも」(法学部生)

「愛校心がいつのまにか自然に湧いてくる大学」(法学部生)

「自主性のある学生が多い。自分から進んでやることで得られるものがあると知った」(農学部生)

「どの学部でも早稲田を狙う仮面浪人がいるが、1年前期が終わった段階で明治の居心地が良くなり、あきらめてしまう人がほとんど」(情コミ学部生)

「早稲田は好きで入る大学、明治は入ってから好きになる大学」(法学部生)

 見てわかる通り、早稲田大学に関するコメントが多いのが特徴だが、それを自分たちのよさとして受け入れられる器と余裕が明治大生にはある。

 加えて、就活についての話を聞くと、受験の借りは就職で返すといったスタンスで真剣に取り組む学生も多く、MARCHと呼ばれるグループのなかでもハングリーさは随一だ。同時に、就活でも門前払いをされるような大学ではなく、しっかりと勝負できるだけの知名度と実力を持っている。

 勉強、スポーツ、知名度など、どれをとってもバランスがよく、大学生活を楽しめるかは本人次第だ。