外に出て行かなければならない。海外旅行、英会話スクール、外国人が集まるレストラン……どこでもいい、英語で言葉が交わされる場所に毎日行く。本気で英語を習得したいなら、それを日課にしてもいい。
いつしかそれは“悔しい”ではなく“楽しい”に変わっていく。
成功者とされる一流の経営者の中には、意外と「今日、俺歩いて帰るから」と言う人が多い。多少効率が悪くても、いつもと違う時間を使えば、入ってくる情報の質が変わり、良質な刺激を得られることを彼らは分かっているのだ。
普通とは違うことを、あえてやってみる。
これも成功の秘訣だ。
「自分がバカ」と
知っている人は強い
英会話スクールなどで、知らない英単語や英語表現が出てくると、それを知らないことを恥じる人がいる。また、恥ずかしいから外国人とは話さない、間違えるのが怖いから、英語は話さないという人が多い。要は恥ずかしいからなのだが、いったい何が恥ずかしいのか僕にはよく分からない。
逆に恥ずかしいから話さない、人とコミュニケーションを取ろうとしないほうが、現代人として恥ずかしい。
海外では“話せないこと”よりも“話さない”ことのほうが恥ずかしいとされている。
例えば、海外の会社のミーティングで何もコメントしない社員がいれば、自社からではなく、相手先のクライアントやサプライヤーからさえ、嫌味を言われる。
一言も発言しないと、
「あなたがここにいた意味は何ですか?」
「ああ、いたんですか。何も言わなかったから気が付かなかった」
「ああ、あの一言も話さなかった人ですね」
と平気で言われることがある。
だから未熟な英語力のまま、どんどん話す勇気を持ってほしい。もし外国人が拙い日本語でガンバって話しかけてきたら、あなたはちゃんと話を聞いてあげようとするはずだ。
だから、こちらの英語が未熟であっても、ネイティブスピーカーたちはちゃんと話を聞いてくれる。もしそれであなたの英語をバカにするようなら、そんなレベルの低い相手と付き合う必要はない。