選ばれないワケは、自分をうまく
表現できていないから

 では、どうすれば「選ばれる人」になれるのでしょうか?

 人から選ばれるために必要なのは、自分がそこにいるだけで「確かな存在」として周囲に印象付けること、すなわち「存在感」を出すことです。

 これは目立つことや、主張が激しいこと、派手なこととはまったく違います。むしろ、「役割がはっきりしている」「地に足が着いている」「理解しやすい」といった表現のほうが近いでしょう。

 存在感は、セレブやタレントなど、特別な人にだけあるものではありません。

 どんな職業や年齢、あるいは学生やシニアでも、今日から存在感を上げて、「選ばれる人」になることはできます。

 自分の存在感の、ちょうどいいあんばいを見つけると、生きていくのがとてもラクになります。つまり、「選ばれる技術」とは、ちょっとトクのできる技なのです。

「選ばれない人生」は、しんどいだけです。

 あなたが今、何もしなければ、この先もずっとそのツラさが続くでしょう。何も変わらないどころか、歳を取るごとに、人が周りにいない寂しい人生になります。

 ですから私は、ここで、あなたにお約束します。

 もしあなたが今、選ばれない寂しさや悔しさを抱えているのであれば、その状況は必ず改善できます。選ばれないのは、自分をうまく表現できていないだけ。自分をうまく伝えられていないだけだからです。