『24時間テレビ』に交錯する賛否
いよいよテレビ「ジリ貧」な趨勢

 現状で、『24時間テレビ』に寄せられている批判は主に次のようなものである。

「障害者をダシにするなどして、とにかく感動を煽ろうとする姿勢がどうかと思う」「金の動きが不透明で、寄付金着服の不祥事を経ていよいよ信頼に値しない」「パラリンピックにノータッチなのが解せない」「誰かがマラソンする必然性が理解できない」

 また、毎年恒例のマラソンについては、今年台風が迫っている中の開催でもあったので、そこにも批判が集まった。SNSの書き込みだけではなく、メディアからの批判記事もすでに複数出ている。

 デイリー新潮ではITジャーナリストの井上トシユキ氏の解説を用いて、これまでのテレビとネットの関係や趨勢を示し、「今はまだテレビが踏ん張れたとしても、このままだと将来的にはきついのではないか」という見通しが語られている。

【参考】
デイリー新潮 30歳以下の視聴者は「なぜマラソンを見て募金するのかが分からない」…「24時間テレビ」若者からソッポのリアル
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/09051104/?all=1&page=3