翌朝、目が覚めると……
どれくらいの時間が経ったろうか。その晩、私は一睡もせず踊り明かし、朝を迎えた。バルコニーに出ると、外は雲一つない青空で、恨めしいほど強い日差しが盛夏の山々に照りつけている。
頭が痛い……割れるように痛い。見事な二日酔いである。
それが徐々に醒めてくると同時に、今度はものすごい後悔の念が襲ってきた。昨夜の女の子たちは、いい気になって踊っていた私を、今ごろきっとピエロかひょっとこのように思って、あざ笑っていることだろう。
「穴があったら入りたい……」
イランでもこんな気分になったときの責任は、誰も取ってくれないのだった。