テスタ これはまだ初心者だからそうなるんですよね。本当にすごい人は、どんだけ負けても、どんだけ勝っても同じ時間に更新していましたね。メンタルが安定しているとそういうことができるんです。今は僕も経験を積んで、どれだけ負けたとしても想定の範囲内と思えるから、1日に1億円負けても何とも思わなくなりました。それは、これだけ長いことやってメンタルが鍛えられたからだと思います。

高山 メンタルを鍛えるっていう意味でいうと、経験の長さが必要なんですか。

テスタ 経験の長さはもちろん、 向き不向きの部分もありますね。最初からバッタバッタと損切りできる人も知り合いにいました。僕の場合はとにかくできないやつだったので、ノートに反省点を書き出して、毎日落ち込んでいたし、最初の頃は毎日吐き気に襲われていました。ストレスとの戦いだったんでしょうね。でも、どこかで楽しさが勝っていたから諦めきれなかったんじゃないですかね。

高山 ダメだと理解していてもやってしまうから、 ノートに書き出すことで自己暗示になったのかもしれませんね。

テスタ やっぱり書く作業は僕的にはすごい大事だと思いますね。当時はたまたまブログが流行っていたんで、僕も毎日ブログを書いていました。ブログを書くという作業は、3時に株式市場が閉まってから、今日一日何があったかを振り返らないと書けないじゃないですか。

 今日はどういう相場で何があったか、そして自分は何をやったかを思い出して、言語化して書くことによって、記録としても活用することができます。復習になるし、明日はこうしますっていう予習もできる。今思えば、株の勉強としてブログを書くことはとても有意義でした。