教師と予備校講師の決定的な違い

 結論から言えば、予備校の講師の言うことを信じる方が無難です。

 なぜなら、教師は授業や授業の準備、採点、指導案の作成といった教科指導に加えて、人格面や生活面の指導、さらには部活動の顧問もしなければならないからです。

 完全なオーバーワークであるため、多くの場合、一人一人の志望校について、詳しく準備している時間はありません。

 もちろん、学校教師にも受験指導が得意な人は大勢いますし、志望校に関してのノウハウを持っている人もいます。

 しかしやはり、「生徒の成績を伸ばす」「生徒を志望校に合格させる」という点への専門性が長けているのは、毎年たくさんの生徒を送り出し、豊富なデータをじっくり時間をかけて分析し、提供できる塾・予備校の講師なのではないかと思います。

 予備校の費用は、何も講師に指導してもらうだけではなく、そのノウハウや合格実績という面も含まれているわけです。