魚肉ソーセージ“再ブーム”に納得!悪魔的にうまい「お手軽ギョニソ料理」病みつきレシピ今や「ギョニソ」と呼ばれ、TikTokでも若者に大人気の魚肉ソーセージ(写真はイメージです) Photo:PIXTA

魚肉ソーセージが売れている。SNSでも「ギョニソ」レシピはバズり、若者にも人気のようだ。「おじさんのジャンクフード」だったギョニソは、令和の今になってなぜ人気化しているのか。そのまま食べてもおいしいが、アレンジを加えて楽しむのもオツ。魚肉ソーセージの「悪魔のレシピ」をお届けしよう。(フリーライター 武藤弘樹)

じわじわ来ている
魚肉ソーセージブームの背景

 魚肉ソーセージが最近ブームになっている。「1000人あたりの販売金額」は過去5年で今年が最高となったという(日経POSより)。

 魚肉ハム・ソーセージの生産量は1972年の18万トンをピークに年々減少し、2023年には約4分の1となる4.6万トンにまで落ち込んだ。 今の魚肉ソーセージブームが本流に乗れれば、生産量も今後上がっていくであろう。

 テレビでは魚肉ソーセージに関する特集が組まれ、ネットでは魚肉ソーセージを使ったレシピがさかんに投稿されるようになった。興味深いのは、高校生を含む若年層も魚肉ソーセージを好んでいる点で、TikTokやInstagramなどのSNSでは魚肉ソーセージ(そちらの方面ではよく「ギョニソ」と呼ばれる)のレシピがよくバズっている。

 魚肉ソーセージといえば、かつては「ジャンキーで垢抜けない、安い値段に見合った品質の、主におじさんが食べる物」といった、どこかダークサイドの食品然としたイメージがあったから、時代が変われば変わるものである。

 なぜ今また魚肉ソーセージが注目されているのかには、確たる理由がある(解説記事はこれまでにも複数出ているため、ここでは筆者なりの感性でもって、ゆるくざっくばらんに触れておくにとどめる)。