昭和のイメージで語るなかれ
QOLを向上させる一品に
3つ目は、ギョニソサラダである。魚肉ソーセージ、玉ねぎ、ゆで卵、ピクルスをそれぞれ刻んでマヨネーズで和えるだけである。ポテトサラダのポテトが魚肉ソーセージに置き換わっただけのようなレシピで、その認識でおおむね間違いないが、ポテトサラダよりあっさりした食べごたえで、しかし魚肉の旨味もよく効いている。悪魔感は薄いが、家族に好かれうる一品である。
なお、筆者は家族の中で唯一激しいピクルス好きであり、レシピに書いてある倍量のピクルスをサイレント追加する悪魔の所業を施す。
【参考】
クラシル 魚肉ソーセージと卵のサラダ
https://www.kurashiru.com/articles/f90e86fc-a08e-4897-9d6e-ae9239e4e30a#34581
最後が、ギョニソの豚しそ巻きである。魚肉ソーセージを大葉、豚肉でくるくる巻いて、塩コショウ・小麦粉を振って焼き、タレをかけて完成する。手間はかかりそうだが、やってみるとそこまで大変ではない。食卓でメインディッシュを飾れるボリュームとクオリティで、家族からの評判はこれが一番よい。
これも悪魔感は薄い正統派の一品だが、目を見開き口角をグッと上げて食らいつけば、実に”悪魔の食事”と言える表情となろう。
【参考】
【旦那がほれたおかず】目からウロコ!?の魚肉ソーセージの豚しそ巻!!
https://www.youtube.com/watch?v=TDd228rqeQ4
生産量がピークだった昭和に比べて、令和では「魚肉ソーセージ」という概念そのものが変わりつつある。現代の魚肉ソーセージはQOLを向上させる一品となるポテンシャルがある。興味のある人はチェックされたい。