次々と報酬が舞い込むなかで
ユーザーはのめり込んでいく

 その他にも、報酬を入手する方法はたくさんあります。特にプレイ開始間もない頃は、次から次へと報酬が舞い込んできますので、一度プレイすると止められなくなります。プレイ開始時は、ゲームを習慣化させるための大変重要な期間であるため、意図的に報酬を得られやすいよう調整しているのでしょう。

 総じて、報酬が手に入るタイミングが大変に多いため、「あと少しで手に入る報酬」が常に存在しているような状況になり、プレイヤーは作業に追い立てられがちです。

 仮に、動物たちが求める魚や果物を全て渡し作業が一段落しても、3時間に1回の頻度で動物たちが入れ替わるため、またしても「あと少しで手に入る報酬」がやってきます。半永久的にニンジンが目の前にぶら下がっているようなもので、プレイヤーたちは馬車馬のように作業を続けるのです。

 動物たちから得られた報酬は、オブジェを作製するための原料として使えます。完成するまでの時間は1分から10時間超とバラバラであり、これがまた絶妙な働きをします。

 1分や3分で作れるオブジェならば、その待ち時間は隙間時間と言えるほど短いものです。しかしそんな隙間時間にこなせるミッションがたくさんあるので、ただ待っているのではなくて、どうしてもミッションに駆り立てられがちです。