E-2CやE-2D、AWACSは武器を積んでいない

F:坂田さんが実際に早期警戒機に乗っていて、敵機……って言っちゃいけないのか……不審な飛行機を発見したことはありますか?領空侵犯ではないにしても、変な動き方で日本に近づいてくるような飛行機を見つけたことはありますか。

坂:もちろんあります。我々が上がってレーダーを使えば、様々なことが見えます。

航空自衛隊が誇る空飛ぶレーダーサイト「早期警戒機」の秘密に迫る!E-2C、E-2D、E-767って何が違うの?E-2C早期警戒機。翼は折りたたんだ状態 Photo:Diamond

F:向こうは、こちらがレーダーで探知していることは分かっているのですよね?電波を出しているのだから探知されていることは分かっている。

坂:相手側も、我々に捕捉される可能性があることを分かって飛んでいると思います。

F:向こうは弾を持っているのですか?撃てる状態にある?

坂:機種によります。戦闘機であれば当然そういう装備を持っていると思います。

F:でも早期警戒機は武器を一切もっていない。丸腰ですよね。

坂:はい。

F:なるほど。たいへんよく分かりました。長時間ありがとうございました。とても勉強になりました。

航空自衛隊 警戒航空団 第603飛行隊 第603飛行隊長 2等空佐 坂田篤史氏航空自衛隊 警戒航空団 第603飛行隊長 2等空佐 坂田篤史氏と。貴重なお話をありがとうございました!