イスラム組織ハマスがガザでの停戦合意を巡り、イスラエルが要求する主要な項目の二つについて譲歩した。中東諸国の仲介役が明らかにした。過去の交渉は複数回にわたり決裂しているものの、数日以内に一部の人質が解放される可能性に期待が高まっている。ハマスは仲介役に対し、停戦後もイスラエル軍がガザに一時的に駐留することを認める合意に応じると初めて伝えた。また停戦合意の下で解放する人質のリストも提示し、その中には米国人も含まれていた。ハマスがリストを示すのは、昨年の最初の休戦以降で初めてとなる。新たな合意案は、エジプトが提案し米政府も支持しているものだが、11月にレバノンで実現した停戦状況の継続を狙っている。レバノンでの停戦は、イスラエルと親イラン組織ヒズボラが互いに違反について非難しているにもかかわらず、おおむね維持されている。