コンサルが7社に増加
高年収企業がランクイン

 24年のランキングトップ5は、1位東大、2位アクセンチュア、3位ソニーグループ、4位野村総合研究所、5位はEYストラテジー・アンド・コンサルティングと東大医学部附属病院が同順位だった。

 かつては「東大卒=官僚」というイメージ通り、官公庁への就職が多かった。しかし、23年は外務省、24年は国土交通省が20位以内にランクインしたのみ。官僚の人気は年々低下している。

 一方、コンサルティング業界への就職は増加傾向にある。

 IT業界とコンサルティング業界は、業界の垣根を越えて同質化が進んでおり、大きな変革が起こっている。大手・ベンチャーを問わず各ファームが優秀な人材の獲得に積極的であり、実力が評価され昇格を重ねれば、数千万円規模の高額年収を得ることも可能な業界である。

 こうしたチャレンジングな環境が、最近の東大生の志向と合致しているのだろう。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
2024年春の大学別の主な就職先。就職先名称は原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。東京大学は「東京大学新聞」より集計、大学院修了者を含む(調査/大学通信)
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