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生産性を持続させるためには、自らの時間の限界を知る必要がある。そこでおすすめするのが「エネルギー投資ポートフォリオ」の作成だ。「将来の夢」と「今やるべきこと」を区別して書き出し、把握しておくと、自分にとって重要な物事にエネルギーを注げるようになるという。「気分を良くして生産性を上げる方法」を発信しているアリ・アブダール氏が、エネルギーの節約術を伝授する。※本稿は、アリ・アブダール著、児島 修訳『feel good 快適な努力で最高の成果を上げる方法』(東洋館出版社)の一部を抜粋・編集したものです。
「将来の夢」と「今やるべきこと」を
書き出してみよう
やるべきことを抱えすぎてしまうこと。目の前のことにイエスと言ってしまうために、後で苦しむ羽目に陥るのだ。理由ははっきりしている。誰もが知っているように、やるべきことは、簡単に増えていくのだ。でも、だからといって対処策がないわけではない。
やるべきことを抱えすぎてしまうという問題に対処するための1つ目の方法は、自分が何に労力(エネルギー)を注ごうとしているのかを明確にすることだ。「ノー」と言うためには、何に「イエス」と言いたいのかをはっきりとさせておかなければならない。
そこでおすすめするのが、僕が「エネルギー投資ポートフォリオ」と名付けているリストを使うことだ。このリストの仕組みは単純だ。2列から成るリストをつくるだけ。左側のリストAには、将来の夢や、やってみたいことを列挙する。いつかはやりたいと思っているが、今すぐにはできないようなことだ。
右側のリストBには、今、エネルギーを投資する対象を挙げる。現時点でエネルギーを注いでいる(または注ぎたい)ことを書こう。今とは、まさに今日、今週のことだ。
例として、僕のエネルギー投資ポートフォリオを紹介しよう(図1)。
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リストAはどれだけ長くてもいい。いつかやりたいこと、実現させたい夢を好きなだけ書こう。一方のリストBは、現在取り組んでいること、取り組みたいことを厳選して書く。