マクドナルド成長を続ける日本マクドナルド。主要外食3社はどの大学から採用しているのか? Photo:winhorse/gettyimages

就職率が過去最高レベルに達している就活市場。「売り手市場」の中、各企業はどの大学から採用をしているのか。業界別・企業別に2024年「採用大学」ランキングを作成した。今回は、日本マクドナルド・すかいらーく・サイゼリヤの主要外食3社のランキングをお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)

2023年の採用方針は
エリアなど三者三様

 コロナ禍で客足が遠のいて大打撃を受けた外食市場だが、足元では多数の企業で“完全復活”の様相を呈している。外食市場の規模は、コロナ禍前とほぼ同水準まで回復しているからだ。

 しかし、ファストフード、ファミリーレストラン、アジア・エスニック料理、西洋料理、日本料理といった業態別に見ると好不調の「二極化」が顕著になっている。

 その中で特に好調なのはファストフードで、コロナ禍でもテイクアウト需要が強みとなり、売り上げを維持できた。例えば、ファストフード大手の日本マクドナルドホールディングスは、2024年12月期の売上高4054億円(前期比6.1%増)、営業利益480億円(同17.5%増)と成長し続けている。

 23年の主要外食3社の採用大学ランキングでは、日本マクドナルドは1位が日本大学、2位が関西学院大学、3位は法政大学などの6校で、関東・関西に店舗が多いため、採用大学も東京都、大阪府、京都府の私立大学に集中していた。

 すかいらーくは1位が日本大学、2位が専修大学、3位は東洋大学と早稲田大学が並び、関東の私立大学に集中しているのが特徴的だった。サイゼリヤは東京外国語大学、富山大学、東北学院大学、埼玉工業大学などエリアを問わず、幅広く採用していた。

 果たして、24年のランキングに変化はあったのだろうか。