アクセンチュア積極的な採用を続けているアクセンチュア。コンサルティング2社はどの大学から採用しているのか？　Photo:NurPhoto/gettyimages

就職率が過去最高レベルに達している就活市場。「売り手市場」の中、各企業はどの大学から採用をしているのか。業界別・企業別に2024年「採用大学」ランキングを作成した。今回は、アクセンチュアと野村総研のコンサルティング2社のランキングをお届けする。（文／ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供／大学通信）

2023年は高学歴化
旧帝大や早慶上智が上位に

　企業の戦略立案（上流）から実行支援、システムの実装（下流）までを包括的に支援する総合系コンサルティングファームとして、顕著な存在感を示しているのがアクセンチュアと野村総合研究所である。

　アクセンチュアは、もともと業務・ITに強みを持つ企業であり、戦略コンサルのブランドであるアクセンチュア・ストラテジーを設けて、戦略策定支援を強化している。

　一方で、野村総研は、コンサルティングとITソリューションを組み合わせた独自のビジネスモデル「ナビゲーション×ソリューション」を展開している。問題の発見から解決策の提案（ナビゲーション）と、システム開発・運用による課題解決の実現（ソリューション）を一貫して提供し、必要に応じて相乗的に連携する。

　このように、両社はそれぞれ独自の強みを生かしたビジネスモデルを構築しており、その実現に向けた人材の採用を積極的に進めている。

　23年のコンサル2社の採用大学ランキングでは、アクセンチュアも野村総研も1位が慶應義塾大学、2位が早稲田大学、3位が東京大学だった。

　旧帝国大学や早慶上智などが上位に並び、高学歴化が進んでいる様子がうかがえた。

　果たして、24年のランキングに変化はあったのだろうか。