
メガバンクに地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国の金融機関が直近の2年間で、どれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査し、2025年最新版として取りまとめた結果を実名で公開。特集『融資先企業を「倒産」させた金融機関ランキング2025』の#14では、神奈川県の金融機関を取り上げる。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)
神奈川県で融資先企業を最も倒産させてきた銀行は?
横浜銀行、川崎信金、横浜信金が倒産させた企業は何社?
横浜銀行と東日本銀行の経営統合で発足したコンコルディア・フィナンシャルグループは、今年10月に社名を変える。新たな社名は横浜フィナンシャルグループになる。
横浜銀行は国内屈指の有力地方銀行である。社名変更で神奈川県回帰を鮮明にし、中小企業向けの貸し出しを強化する考えだ。2023年に横浜銀行が完全子会社化した神奈川銀行の経営統合効果も、併せて高めていく方針だ。
神奈川県で圧倒的な貸し出しシェアを誇る有力地方銀行の地元回帰は、県内の企業に大きな影響を及ぼす。企業を成長させて生かすのも銀行だが、危機に陥った際に命運を握るのも銀行だからだ。特に企業にとってのメインバンクは、倒産するのか、しないのかという局面では、重要な鍵を握る。
メインバンクとは通常、貸出金のシェアが首位で、当該企業と長年にわたって親密な関係にある銀行のことを指す。ただ、企業側と銀行側で認識が異なっているケースもある。
24年度の全国の企業倒産件数は、11年ぶりに1万件を超えた。今後も倒産件数の増加と金融機関の融資姿勢が、厳しくなるのは必至とみられているが、どの銀行が今後、企業に厳しく臨むのか――。それを知るには過去に注目するとよい。その銀行の将来の行動を最もよく表しているのは、口先のきれい事ではなく過去の行動なのだから。
メガバンクに地方銀行、第二地銀、信用金庫に信用組合――。全国の金融機関が直近の2年間で、どれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査し、25年最新版として取りまとめた「融資先企業を『倒産』させた金融機関ランキング」を実名で公開する。
今回は、神奈川県の金融機関を取り上げる。横浜銀行や神奈川銀行のほか、川崎信用金庫などの信金も名を連ねた。
ちなみに「金融機関が倒産させた企業数の多い都道府県ランキング」は、下表の通りだ。地銀や信金、信組など主な金融業態の内訳も明記したので、ご覧いただきたい。
ランキングは、50本以上の記事として配信していく。全都道府県と全金融業態を網羅した完全版を含めて、さまざまな視点でお届けする予定だ。それでは早速、今回の神奈川県の結果を確認していこう。