この件を担当する三原じゅん子特命大臣はその点をわきまえてきちんと口をつぐんでいました。こういった細部は官僚同士で折衝させればいいことをご理解されているのです。
就職氷河期の問題は、わが国の社会問題としてとても大きなものです。大きな問題であるがゆえに過去20年間、官僚はその対策に力をいれてきました。その成果が出ていることをきちんとアピールしたうえで、さらにこの先の第三ステージでは難易度が上がるけれども、そこに取り組むというのが今回の会合の目的でした。
それを考えると、
「もうちょっとうまくアピールできないものかな?リーダーなんだし」
と石破総理の能力不足に不満を感じてしまうわけです。政府がきちんと成果を出しているものを、そのようにアピールできないのはトップ失格ではないでしょうか。イチ有権者としての感想です。