おすすめの解決策:カーナビアプリを活用する

 このようにレンタカーで高速道路を利用する際に生じる「地図情報の古さによりETC専用料金所に誤進入する」「スマートICを利用するルートが適切に案内されない」といった問題を解決するにはどうすればいいでしょうか。

 その最適解は、「Yahoo!カーナビ」や「カーナビタイム」など、ETC専用料金所/スマートICの利用可、不可の設定ができる、スマホのカーナビアプリを使うことです。

 スマホのカーナビの地図情報はサーバー上で管理されるため、新たな道路の開通、ETC専用料金所やスマートICの開設などの変更が速やかに反映されます。そのため、車載カーナビのように情報が古いことが原因で「ETC専用に転換した料金所に案内される」「スマートICを利用できない」といった問題はまず起こりません。

「カーナビタイム」の例。ルート検索条件設定で「ETC利用」をオフにすると、ETC専用料金所を通らないルートを検索できる。また、ETC専用ICやスマートICは、一般のICと違う色で表示される(ナビタイムのサイトより引用)「カーナビタイム」の例。ルート検索条件設定で「ETC利用」をオフにすると、ETC専用料金所を通らないルートを検索できる。また、ETC専用ICやスマートICは、一般のICと違う色で表示される(出典:ナビタイム
拡大画像表示

 もちろん後者については、スマートICを利用するなど、レンタカーのカーナビの設定を変更するという対応策もあります。しかしメーカーごとに異なるカーナビの設定メニューを操作するのは手間がかかりますし、もし設定の変更に手間取ってしまうと、旅行先での貴重な時間をロスすることになります。