今でも大切にしている
もう会えない「ウバ友」の言葉

 お金と時間、年齢や預金、心身の健康状態……。人それぞれ条件は違えど、ウーバーの仕事を上手に活用することで人生のバランス感、幸福感を高めることができるのではないか。これがウーバー配達員として長年働き続けてきた、今の僕が出した一つの「答え」だ。

 会社員としての生活に疲れてしまった人が、心身が回復するまでの期間「つなぎ」として活動するのもヨシ。嫁さんに内緒でお小遣い稼ぎをするのもヨシ。ダイエットついでにウーバーで働くのもアリだろう。

 食事やタクシーなど、ウーバーを利用する人は世界中にたくさんいるが、ウーバー配達員という働き方を選択する人が老若男女問わず、もっと増えてほしいと僕は願ってやまない。

 最後に一つだけ補足を。実は僕には、ウーバーで仲良くなった友達がいる。その人とは事情があり、もう会うことができないのだけど……。お別れする前、その人から「佐藤さんにはずっとウーバーを続けてほしい」と言われた。この言葉を今でも大切にしている自分がいることを、恥ずかしがらずに少しだけ自己開示して、本記事の結びとしたい。