「現在」にイライラする人は
ストレス耐性が低い傾向あり
人によって「ストレス耐性」には差があるの。同じ出来事でもストレスに感じる人もいれば、まったく気にならない人もいるじゃない?
ストレス耐性の高い人は、たいていのことはストレスにならないけれど、ストレス耐性の低い人はちょっとしたことでもダメージを受けてしまうもの。ダメージの受けとめ方にも個人差があって、不安になったり落ち込んだりする人もいれば、イライラする人もいるのよね。
現在直面している状況にイライラする人と接する時は、その状況を「引き受けて」あげるといいわ。たとえば、部下とのやりとりがうまくいかなくてイライラしている上司がいたら、「彼への連絡は、私がやりますよ」と言うなどね。
観察していると相手の苦手な状況がわかるようになるから、それにあわせて対応すれば相手との信頼関係につながるわ。
もちろん、自分にできなさそうなことまでやらなくても大丈夫よ。
気持ちの切りかえが苦手な人は
「過去」のことでイライラ…
気持ちの切りかえが苦手な人は、イライラした後は、なかなか気持ちが戻らないの。今ではない過去のことにイライラしているから、周囲の人にとってはイライラの原因がわからず、ずっと不機嫌な人に見えてしまうわよね。
このタイプの人は、基本はそっとしておいて、イライラが収まるのを待つのがいいわ。急ぎの用事ではないなら、話しかけるのをやめたっていいのよ。
どうしても今話しかけなければならない時は、別の話をもちかけて気持ちを切りかえさせる方法もあるわ。たとえば「コーヒーでも飲みませんか?」「ちょっと休憩しながらご相談させてもらえませんか」などね。
行動や場所を変えると、目先の状況に気持ちが移るものだから、自然に気持ちを切りかえてもらえるはずよ。
予定外のことが苦手な人は
「未来」のことにイライラする
先の予定を決めすぎて、それ以外のことが起こるとイライラするタイプね。常に「これはこうする」と決めてしまっているから、物事が予定通りに進んでいるか不安で、ピリピリしてしまうの。たとえ予定外のことが起こらなくても、何となく緊張感があるのよね。