米オープンAI向けにスタートアップのクルーソーが南部テキサス州アビリーンに建設中のデータセンターが、新たに116億ドル(約1兆7000億円)の資金を確保した。オープンAIの計算能力を長期的に強化する上で中核となる同センターの拡張が進む。クルーソーによると、借り入れと株式の組み合わせで調達する資金を活用し、データセンターを2棟から8棟に拡大する。この事業にはクルーソーと投資会社ブルー・アウル・キャピタルが現金を拠出する。プロジェクトの調達総額は150億ドルに増える。データセンターは来年完成する予定で、オープンAIが利用する最大の施設になる見通し。一般的に大規模言語モデル(LLM)の学習に使われるエヌビディアの「ブラックウェル」チップを、それぞれの棟に最大5万個実行させる計画だ。
オープンAI最大のデータセンター拡張へ 116億ドル確保
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