また、ソウタさんはエクセルを開いて、チョコを1粒つまみ、資料を戸棚から取り出してもう1粒、該当ページを開いたらさらに1粒、最後に見積書を相手に送信した後は、ひと息つきながら自分のスマホを取り出して前から欲しかったペンをネット通販で注文しました。

　このように、ちょっとしたタスクを終えるたびに小刻みにごほうびを自分に与えて作業を進めていく工夫もしたのです。

こんなお悩みにも使えるよ！解決策の応用 TIPs

デスク周りの片付けを先延しにする人
　　　▼
まずはノートパソコンを広げられるぐらいのA4スペースだけを片付けてみる。

100名分のデータ入力にうんざりする人
　　　▼
10名分ずつ入力して、10名終わるごとに自分へのご褒美として、たとえばチョコをつまむ。

電話でアポをとるのが苦手な人
　　　▼
電話の内容を細かくメモにする。「始めの挨拶」「お世話になっております」「名乗る」「相手の名前を伝える」「用件を切り出す」「相手の事情を尋ねる」「日時を決める」「終わりの挨拶」というふうに書き出してみると、「この通りに言えばいいんだ」と落ち着くことができる。

長期休暇明けにメールを開くのが怖ろしくてたまらない人
　　　▼
数百件にのぼるメール処理という大きなかたまりを、（1）不要メールの削除、（2）緊急のものとそうでないものの仕分け、（3）2分で終わる処理はその場で、のように分解することで、なんとかこなせる。