「21世紀を代表するブライダル会社」のために
『TRUTH』や『Ship』に記されたカルチャーを制度や施策に落とし込み、成長を続けるウエディングパーク。今後、目指していくことは?
戸田 弊社のビジョンである、「21世紀を代表するブライダル会社を創る」の実現です。そのビジョンに対して、現実とのギャップがまだまだあるので、まずはそこをしっかり把握し、実現を目指していきたいです。たとえば、「結婚を考えているけれど、式をどうしよう?」と悩んでいる人たちには、「費用に対する不安」があります。そこで、金額面のブラックボックスになっている部分を見えるようにする結婚式費用のリアルなシミュレーションサービス「mieruupark(ミエルーパーク)」を昨年(2024年)11月にリリースしました。
これからも、社会、そして結婚されるおふたりのニーズに合った事業を展開していきます。そうして、その結果として、「21世紀を代表するブライダル会社」になれると、信じています。
戸田さん個人は、「人事の仕事を行いつつも、サービス事業の分野で、より最前線の仕事にチャレンジしていきたい」と語る。ウエディングの仕事に懸ける、戸田さんの熱い思いの源は、学生時代の経験にあるようだ。
戸田 私は、大学時代に結婚式場でアルバイトをしていました。さまざまな結婚式に関わることで、自分自身の感情や心が豊かになっていく感覚があったのですが、その頃、“ナシ婚”が増え始めており、「結婚式がなくなってしまうのは寂しい、結婚式がもたらす大切なものを伝える仕事をして、社会に貢献したい」という思いから、ウエディングパークへの入社を希望しました。
昨今、結婚式や結婚そのものが減少傾向にあります。「費用が高いから」「恥ずかしいから」という理由で式を挙げない人や、「結婚式は、自己満足や承認欲求のためのもの」といったイメージを持つ人もいて、結婚式の本当の価値を伝えきれていないもどかしさを感じています。また、コロナをきっかけに、結婚式自体に触れる機会が減り、その存在が遠いものになってしまった傾向もあります。結婚や結婚式がもたらしてくれる豊かさ、それらの本当の価値を社会へ届け、「結婚っていいかも。結婚式挙げたいかも」と思う人を増やしていくことは、さまざまな社会課題の解決につながっていくと信じているので、使命感を持って、私はこの仕事に臨んでいきます。