1年後から10年後までの自分を
イメージしてスケジューリングする

 伸ばすべき能力が見えてきたらスケジュール管理をしましょう。いつまでに何を達成したいのかをスケジューリングします。

 いつまでに、どんな課題をクリアする必要があるのかを具体化させていきます。このスケジュール管理ができるようになると、1日、1日の取り組みも明確になります。年表を作成してみるとより明確化するでしょう。

 1年後から10年後までの自分をイメージして、どう成長していきたいかを明確化しておきましょう。

 必要な能力やこれから身につけたい、成長したいことなど、人生の目的を達成するために必要なことを具体的に書き出してみましょう。

図表:スケジューリング同書より転載 拡大画像表示

 ここまでくると、将来への不安が減ってきている人も多いのではないでしょうか。「人は見えないものに関して不安を抱く」と言われています。

・ライフプラン

・仕事に求めるもの

・スケジュール

 山の頂上に登るために道筋が見えてくれば、不安は少しずつ消えていきます。自分が次のステージでも目標を持って生活することで、これまでアスリートとして行ってきた精神力や壁を乗り越える力を生かすことができるタイミングがやってくるのです。

過去の成功体験を捨てて
ゼロからのスタートを覚悟する

 アスリートのセカンドキャリアが課題になっていますが、私がメンタルスキルトレーナーとして企業の人材育成のサポートをスタートして感じたことがあります。

 それは「ファーストキャリアの自分を脱ぎ捨てられるか?」。