野田 だから、いい人がいたら、お試しで、ちょっとどやさっと。

辻元 それがあればいいんだけどさ。

ご飯や旅行を一緒に
できる人がいたらいいのに

野田 でも、あなたが理想を求めすぎてるのよ。

辻元 いや、私は……。ちょっと話が脱線するけど。

野田 いや、大事な話。

辻元 なんか、みんなにそう見られているみたいで。国会議員は飛行機に乗るとき、客室乗務員の人が空港で送り迎えをしてくれたりするよね。そうしたらさ、この間、客室乗務員の女性がね、「辻元さん、ひとりですよね。私もそうなんですよ」って、言うわけ。

 それで「なんかもう、きつくないですか。だんだん」って言うからさ、「きついわよね」と答えたら、「私も、もう客室乗務員としてバリバリ働いてきて、それで今、VIP対応になって、緊張してやっているんですけど、だんだん歳を重ねると、ひとりで頑張るのがしんどくなってきて」って。

 そこで私が、ぽろっと「だから、たまにね、ご飯を一緒に食べに行ったり、ちょっと旅行に行ったりするような人がいたらいいと思うでしょ」って言ったら、「そうなんですよ!」とか言われて、そう話してること自体でお互い癒されて。ああ一緒だなって思ってさ。

野田 私も、おひとり様は長かった。40年もやってました。でも、もう過去の話で、今は誰ぞ彼ぞがそばにいます。では、ここで実態を。例えば、おひとり様の辻元清美議員は仕事が終わって、会食とかして、家に大体何時頃帰ってくるの?

辻元 9時とか10時ぐらいだよね。

野田 それで、ひとりで玄関を開けても真っ暗で。

辻元 真っ暗で。それも議員宿舎です。

野田 で……、何すんの?まず?ジャージに着替えて?

辻元 いや、だから、家というか宿舎。宿舎だから、防犯のために入り口にまずポリスボックスがあって、

野田 あるでしょ。

辻元 それで、参議院の宿舎はセキュリティがさらに厳重で、職員さんの前を通って部屋に帰るわけよね。それで、玄関を開けた途端に風呂のほうに行って、まずお風呂をきれいにします。そこから服を脱いで、洗濯機に入れて。そのまま洗濯して、お風呂に入って、あとはニュースをチェックして、もう寝るって感じだよね。