身支度をするビジネスマン写真はイメージです Photo:PIXTA

朝起きたら洋服選びで悩み、うっかり髪もボサボサのまま出かけてしまう……。忙しい朝、つい身だしなみを整えるのを後回しにしてしまうことはないだろうか。年齢を重ねても健康で若々しく生きるための身だしなみのコツを、医師が解説する。※本稿は、小林弘幸『老いが逃げていく10の習慣 自律神経さえ整えばすべてうまくいく』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。

迷いが生まれると
自律神経が乱れる

 自律神経は、「選ばなければならないとき」「迷ったとき」に乱れます。そして一度乱れたら3時間はもとに戻りません。そうなるとパフォーマンスも落ちて、モチベーションも下がり、さらに自律神経が乱れるという悪循環になります。

 そして、自律神経は「毎日同じ」が好きです。私には、朝のルーティン、帰宅後のルーティン、夜のルーティンと、毎日同じ時間に同じことをする習慣がありますが、そのおかげで、毎日よく食べられて、よく眠れて、よい状態をキープできています。めったに風邪を引きませんし、年齢より若く見られることも多々あります。

「選ぶこと」「迷うこと」を減らすためには、最初から決めておくことです。また、「毎日同じ」にするためにも、最初から決めておくことです。その決めておくことを「習慣」と言ったり「定番」と言ったりします。

 私には、習慣の他に、定番にしていることもいろいろあります。この記事では定番についてお話ししていきますが、その前に1つお伝えしたいのは、定番を決めるまではそれなりに時間がかかるということです。