
仕事で成果が出なくて、悩んでいる。とくに営業職のように、成果がハッキリ数字で見えてくる仕事では、もどかしさを感じている人も多いはずです。特集『ビリギャル本人・小林さやかの人生が変わる「学び方」』では、ビリギャル本人の小林さやかさんが10〜30代のお悩みをスッキリ解説! 今回は【「ビリ」が秘めるポテンシャル】についてお伝えします。(ビリギャル本人 小林さやか)
▼特集(1)『「商業高校から早稲田に進学したい…リスクが大きすぎますか?」→ビリギャルの答えが目からウロコだった!』を読む
▼特集(2)『「毎日が忙しすぎて好奇心が湧かない人」が無意識に繰り返しているNG習慣』を読む
▼特集(3)『「海外留学に向いている社会人」と「向いていない社会人」の明確な違い、ビリギャル小林さやか氏がレクチャー!』を読む
▼特集(4)『子どもの勉強嫌い、どうしたらいい?→ビリギャルが説く「ストン」の大切さが共感しかなかった!』を読む
「二度と勉強しなくていい人生」手に入れたつもりが…
「ビリ」というのは「最下位」を意味するので、きっと営業成績など数値で判断されてしまうもので、なかなか思うように成果が出ない、という状況なのかな。
なにを隠そう私も「ビリ」だったので、気持ちわかります。なんだか否定されているような、誰も認めてくれないような、あの人みたいに上手にできない自分も嫌だし、周りも嫌だし、すねたくなって穴に閉じこもっちゃいたくなる気持ちですよね。
今日は、わたくし「ビリの先輩」から、いくつか言葉を贈らせてください。
小学校のときの自分がキライでした。
ここではないどこかへ行きたい――。
私のことを誰も知らないところで出直したい――。
そう思って、中学受験をさせてくれと親に頼みました。公立の中学に行きたくない一心で、勉強しました。そしてなんとか合格した中学には、エスカレーターで上がれる高校・大学がついてました。やった! これで二度と勉強しなくていい人生が始まった! と歓喜し、勉強はきっぱり、卒業させていただいたつもりでした。
中3の時、きれいに学年最下位の成績をとったときは、二度見しました。いつかやるだろうとは思っていたけど、本当にやったか……。我ながら潔くて笑いました。
まあいいや、勉強しなくても、私は人生楽しいんだ。満足しているからいいのだ、と言い聞かせていました。でも、どこかでやっぱり、誰かにちゃんと認められたいという気持ちも、私はもっと本当はやれるんだという気持ちも、ちゃんとありました。