教養のある人が「知らない話題が出たとき」にさりげなくやっていること写真はイメージです Photo:PIXTA

「相手の名前を覚えること」「自分の名前を覚えてもらうこと」は、関係性を築くための第一歩。会話のなかで名前を呼びかけるだけで、相手に好印象を持ってもらえる。さらに、いかに「聞き上手」に徹するというのも大切なポイントだ。そのメソッドを解説する。※本稿は、一木広治『人望という技術 カーネギーに学ぶ人に好かれる習慣』(主婦の友社)の一部を抜粋・編集したものです。

名前を呼ばれることの
「特別感」を知る

 もらった名刺を整理しながら「この人、どこで会った人だっけ?」と遠い記憶を探ったことはありませんか?名刺交換はして、何度かメールのやりとりもしたはずなのに、どうも顔が思い出せない。よくあることではないかと思います。

 名刺交換しただけでは、それは人脈とはいえません。しばらくすると顔と名前が一致しなくなってしまうようでは、知り合いとも呼べないかもしれません。

「相手の名前を覚えること」「自分の名前を覚えてもらうこと」は、関係性を築くためのはじめの一歩です。カーネギー(編集部注/本書の軸となる名著『人を動かす』の著者、D・カーネギー)も『人を動かす』のなかで、「名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つ言葉である」と述べています。これは、相手の名前を正確に呼ぶことが、信頼関係づくりの基本であることを示しています。

 たとえば、メールで相手の名前を間違えて機嫌を損ねてしまったり、何度か会っている相手なのに名前が思い出せなくてしどろもどろになったり……そんな苦い経験の1つや2つ、誰しもあるのではないでしょうか。

 名前は、その人にとって特別なものです。