一言の下ネタで即アウト
中高年男性は「キモっ」に注意!

 いわゆる下ネタのようなものも、3人ぐらいで飲んでいるときは共有感覚があるかもしれませんが、人数の多い場所になると、千鳥の大悟さんレベルのプロでないとなかなか扱えないものです。大悟さんはプロ中のプロでネタの扱い方がうまいうえに、愛されキャラなので許されますが、同じことをほかの人が言ったら即「キモっ」となってしまいます。

 その「キモっ」のラインのハードルがかなり低くなっていて、あらゆることが気持ち悪くなりやすいのが40代以上の男性です。ある意味、「キモっ」という爆発物を持って歩いているようなものです。

 不適切な下ネタを言ってはいけないのは女性に対してだけと思うかもしれませんが、そもそも、男性同士なら常に下ネタはOKという前提も成り立ちません。とくに若い男性は嫌がる傾向が強くなっていので、「この場は男同士だからいいよね」ということはありません。「あれがすごく不愉快でした」という人も多いのです。

 信頼関係を確認しておけばいいだろうと思うかもしれませんが、それさえも「確認されたときも自分はノーとは言えないのでみんなに合わせていました」とあとで言われたらNGということもあります。

 いちいち「これくらいのジョークを言っていいですか」と確認を取らなくてはならないとなるとぎこちなくなりますが、感覚をアップデートしておけば「ここまでは大丈夫」というのがわかるようになります。

 とにかく「明るく軽やかに」ということが大切で、「暗くて重い」というのは相手にダメージを与えてしまいます。そのためには、上機嫌な状態を保っていくことがいいのではないかと思います。

「明るく軽やかに」というと平凡な感じがしますが、それを上機嫌な体で保持していれば問題発言が少なく、感じのいい人でいられるでしょう。

素直さこそ最強の学びの姿勢
謙虚に教わる人が伸びる時代

 20代、30代、40代は、あらゆる能力がまだまだ伸び続けます。人間性というものはそう変化しないものなのですが、技術は進化します。デキる人を見つけたら、その人に弟子入りするくらいの気持ちで真似できるところは真似てスキルを習得し「アドバイスをください」とお願いするといいでしょう。