卸・小売は運送会社買収
などで自社物流を強化

 このほか、卸・小売などサプライチェーンの川下に位置する荷主企業では、運送会社の買収などを通じて自社の輸送力や物流機能を高める動きが増えている。国分グループ本社やスーパーマーケットチェーンのバローホールディングス、コープさっぽろ、家電量販のエディオン、ラオックスホールディングスが自社の物流子会社などを通じて運送会社を買収している。

 また、ひとまいる(旧カクヤスグループ)は昨年7月に生鮮食品配送の大和急送(現・ひとまいるロジスティクス)の全株式を取得し、今年4月にカクヤスの社内物流事業を同社に移管した。三菱食品も今年4月、同社の物流事業を新会社「ベスト・ロジスティクス・パートナーズ」に移管・集約し、物流事業を拡大していく方針を打ち出している。

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