1 朝食に取り入れる
朝は忙しく、パンやコーヒーだけ、もしくは抜いてしまう方も多いですが、朝食を完全食ドリンクやバーに置き換えることで、たんぱく質・食物繊維・ビタミンをしっかり補給できます。さらに、朝に栄養を取ることで血糖コントロールが安定し、午前中の集中力や代謝アップにつながります。
例:プロテイン入り完全食シェイク+ブラックコーヒー、完全食バー+無糖ヨーグルト
2 昼食には外食の栄養バランスを補う形で
ランチは外食やコンビニが多く、どうしても糖質・脂質に偏りがちです。この場合、完全食を捕食やサイドメニューとして組み合わせます。
例:外食前後の捕食に完全食スープをとる、コンビニでおにぎり+サラダチキンの、サラダチキンを完全食バーに変更する
3 間食に置き換える
仕事中の間食に菓子パンやスナック菓子を食べる習慣は、血糖値の乱高下や体脂肪の増加につながります。これを完全食バーやビスケットに変えるだけで、栄養をとりながらカロリーのコントロールが可能になります。
例:小腹対策に完全食クッキー+無糖紅茶、出張移動中に完全食バーや完全食パンで済ませる
4 夜食や残業時の軽食に
残業後の遅い夕食や夜食は、胃腸に負担をかけ、脂肪蓄積の原因になります。このタイミングでは、低カロリー・高タンパクの完全食が最適です。
例:帰宅後が夜遅い場合に、完全食スープ+温野菜
夜のデスク作業時に完全食ドリンク1本
商品によって栄養価が異なる
逆効果になる取り入れ方も
完全食といってもメーカーや商品によって栄養設計はさまざまです。選ぶときの基準は次の通りです。
・タンパク質が15〜20g以上のものは、筋肉をつけたい方や筋肉量維持や代謝維持をしたい方
・糖質は20g以下のものは、特に血糖値が気になる人やダイエット中の方
・ビタミン・ミネラルが1/3日分以上入っているものは、特に現代人が不足しやすいビタミンD、マグネシウム、亜鉛を補いたい方、美容にも気を付けたい方
完全食は便利ですが、過信しすぎると逆効果になることもあります。ドリンクタイプばかりだと咀嚼刺激が減り、満腹感や消化力低下の原因になったり、完全食だけに頼っていると自分で考えて食べるものを決める力が育たず、食習慣そのものが改善されません。
また、食事に追加する形で取ると、逆に総摂取カロリーが増えることもありますので注意が必要です。
完全食は、忙しいビジネスパーソンにとって、栄養不足や生活習慣病リスクを減らす有効な選択肢です。ただし、毎食完全食に頼るのではなく、不足しやすいタイミングにピンポイントで使うことが健康維持のコツです。上手に活用して健康につなげていきましょう。