
手ごろなサイズや
“かっこかわいい”デザインで女性に人気
コンパクトJeepの代表、レネゲードにマイルドハイブリッドの「e-Hybrid」が登場した。約10年前に誕生したレネゲードは、手ごろなサイズや“かっこかわいい”デザインがとくに女性に受けて日本でも人気者に。今年3月末までに2万7000台超が販売されたという。
e-Hybridは1.5L直4直噴ターボ(131ps/240Nm)と48Vモーター(20ps/55Nm)を内蔵した7速DCTを組み合わせた比較的シンプルなシステム。発進から15~20km/hほどの低速域はモーターで走行。モーターの負荷が高まるとエンジンが起動して加速の主役になる。機構的にはアルファロメオのトナーレ用ユニットと共通性が高い。
レネゲードは驚かされるクルマだ。触れるたびに新たな発見があるからだ。本格的なオフロードにトライしたときには、てっきりルックス重視の都会派だと認識していたのに、ジープならではの高い走破性を秘めていることに感心した。
2020年に追加されたジープ初のPHEVも画期的だった。優れた環境性能とともに、強力なリアモーターで後ろからグイグイ押してくれるハンドリングが素晴らしかった。
今回のマイルドハイブリッドもそう。10年選手のレネゲードが、最新のメカニズムを搭載できる柔軟性を持っていたこと自体に驚かされた。もちろん、その走りと燃費のよさが印象的だったことをあらかじめお伝えしておこう。
内外装にも変更があり、エクステリアではフロントグリルやドアミラー、ドアハンドルなどがブラック系のコーディネートに変更された。