エクステリアの完成度は?
いつものようにクルマをAD高橋氏から受け取る。
まずは車両の周りをぐるりと一周。フロント部分の厚みの演出が巧い。
鼻先をムダに大げさにせず、昨今流行の押し出しが強いテイストに見せたい欲望と、空力の現実が絶妙にバランスされている。

サイドへ回る。腰のキャラクターは控えめ。ホイールアーチは角を落としたスクエア形状で、厚手のモールが“アウトドア感”を演出する。開口は広く、フェンダー内側の処理も素直で、フェンダー内側にこびりついた泥や雪を除去することまで考えられているのが分かる。
リアに回る。垂直とまでは言わないが、リアガラスの立ち上がりが効いて、荷室の四隅まで使いやすい矩形を確保しているのが分かる。全体を見渡すと、パネルの映り込みに歪みが少なく、チリもしっかり通っている。


ドアハンドルは厚手の手袋使用前提で、ガバっと大きく握れるデザイン。こうした細かい部分の気のつかいようはさすがスバル。都会のホワイトカラー層に支持されるのも納得だ。