1958年発売当時のパッケージデザイン 写真提供:日清食品
例えば、1958年の発売からしばらくは、まだ世の中に即席麺が知られていなかったため、袋の中身が見えるように透明な「窓」をつけていた。商品のメインキャラクターも「ちびっこ」(1965年7月~1991年7月)、「ひよこちゃん(初代)」(1991年7月~2010年8月)、「ひよこちゃん(2代目)」(2010年8月~)といった変遷がある。
「ひよこあにき」が登場
ちょっとウザいキャラクターが人気
3つ目はSNSを活用した話題作りだ。チキンラーメンのX(旧ツイッター)公式アカウントは2012年7月に開設。企業が運用するSNSでは早期に立ち上げた部類に入るだろう。
当初からひよこちゃんを使っていたが、ある時期から「ひよこあにき」と呼ばれるキャラクターが登場し、それによって投稿の注目度が高まった。
実はこのひよこあにき、2018年のCMで初めて世に出てきて、SNSではユーザーから「あにき」などと親しまれていたが、日清食品が公式にひよこあにきと呼んだのは2023年からである。今では商品パッケージにも使われるなど、すっかりチキンラーメンのキャラクターとして定着した。
2025年11月発売の新商品「ブラックチキンラーメン」のパッケージにも、ひよこあにきが起用されている 写真提供:日清食品
「だんだんこのキャラの魅力が伝わってきて。SNSでもひよこちゃんと比べると、ひよこあにきで投稿した方がユーザーの反応がいいんですよね。かわいくて優等生なひよこちゃんと違い、ちょっとウザいぐらいの上から目線なあにきはSNSで突っ込みたくなる存在のようです」







